「えっ!?もう終わり!」そんな早漏(そうろう)はトレーニングで改善出来るの?
男性の性に関する悩みの中でも、最も多いのが「早漏(そうろう)」ではないでしょうか?
この記事を読んでいる人の中にも、パートナーとのセックスの時に、盛り上がってきたところで「もうヤバいんだけど!?」
なんて経験をした事があると言う人も多いのではないでしょうか?
パートナーを満足させることも出来ずに、自分の意思とは関係なく暴発的に射精してしまうのが「早漏」です。
実は日本人の約8割は早漏だと言われています
パートナーを満足させることが出来ずに、あまりにも早く射精してしまうと、男としての自信を失ってしまう事になってしまい、それが原因で「ED」になってしまう場合もあります。
そんな早漏はトレーニングをすることで改善することが出来るのでしょうか?
今回は早漏について詳しく解説していきたいと思います。
パートナーとしっかり楽しむためにも、早漏の原因や、対策方法について理解しておく必要があると思います。
「早漏」にも3つのパターンがある
一言に早漏といっても全てが同じという訳ではありません。
早漏にも種類があり、大きく分けると3つのパターンに分類されます。
詳しく解説していきたいと思いますので、自分がどのタイプの早漏なのかを確認しで下さい。
心因性による早漏タイプ
心因性の早漏とは、ストレスなどの精神的な問題が原因で早漏になってしまいます。
私たち人間の身体は、強いストレスを感じると自律神経が乱れてしまう場合があります。
また、過去にパートナーとの性行為での失敗した経験や、性行為の経験不足などによる不安が精神的な焦りにつながってしまい早漏になってしまいます。
自分のペニスのサイズなどに強いコンプレックスがあり、自信が持てない場合でも同じ様な症状が現れる事があります。
衰弱性による早漏タイプ
加齢による身体の衰えや、運動不足など乱れた生活習慣による身体の衰えから早漏になってしまうパターンもあります。
身体の衰えが勃起力の低下につながってしまったり、早漏を引き起こす原因になってしまいます。
過敏性による早漏タイプ
過敏性による早漏タイプは亀頭や陰茎が刺激に敏感なため、早漏になってしまいます。
欧米人と比べて日本人には包茎の人も多い為、亀頭が刺激に対して弱くなっています。
その為、亀頭が刺激に過敏に反応してしまい過敏性の早漏になってしまいます。
早漏のメカニズム
ここでは射精がおこるまでメカニズムについて解説していきたいと思います。
セックスを行う際に私たちの身体の中ではまず、副交感神経が優位に立ち勃起を促します。
つまりはセックスを行う為には副交感神経の働きが強くなっている必要があります。
そして十分に行為を楽しみ満足すると、副交感神経から交感神経にスイッチが切り替わり、交感神経が優位に立ち射精が起こります。
そしてこの、副交感神経と交感神経の切り替わりが早く、すぐに交感神経が優位に立ち射精命令が出されてしまうのが「早漏」になります。
そんな早漏を引き起こしてしまう副交感神経と交感神経の切り替えには、脳内ホルモンが大きく関係していると言われています。
ここからは「勃起」と「射精」に関わる脳内ホルモンについて解説していきたいと思います。
ノルアドレナリン
「ノルアドレナリン」という物質は、私たちの興奮に大きく関係している神経伝達物質です。
このノルアドレナリンが何らかの原因によって過剰に分泌されてしまうと、過剰な興奮を引き起こしてしまったり、脳内では混乱が起こってしまう場合があります。
その為、情報の混乱が起こってしまったり、射精命令が異常に早く伝達されてしまったり早漏を引き起こす原因になってしまいます。
セロトニン
「セロトニン」は私たちの体内で、1秒間に2~3回という早い周期で分泌されている物質です。
そしてこのセロトニンという物質には、早漏の原因になってしまうノルアドレナリンの分泌を抑制してくれる働きがあります。
なので早漏ではない正常な人は、このセロトニンが活発に分泌されている為、ノルアドレナリンによる交感神経や脳への働きを抑制する事が出来るので早漏や勃起障害の心配もありません。
その逆にセロトニンの分泌量が少ない人は、ノルアドレナリンが過剰に分泌されてしまうので、交感神経が過敏に働き過ぎ過剰に興奮してしまうので早漏になってしまう傾向があります。
このように射精の早さには「セロトニン」の分泌量が大きく関係していることがわかります。
セロトニンが減少する原因は?
早漏を防止てくれる成分であるセロトニンですが、では何故セロトニンの分泌量が減少してしまうのでしょうか?
早漏になる要因には大きく分けると「心理的なもの」と「機能的なもの」の2つにわかれます。
そして多くの場合、心理的な問題から早漏になってしまいます。
心理的な要因というと、過去のセックスでの失敗からくる不安や劣等感、緊張などがマイナス要因として働いてしまいます。
しかしそれ以外にも人間関係や仕事によるストレスによっても早漏になってしまう可能性があります。
私たち人間の身体は、強いストレスを感じるとセロトニンの分泌を減少させてしまいます。
早漏改善に重要な4つのポイント!
早漏は地道なトレーニングを続ける事で改善させることが出来ます。
ここでは早漏を改善させるうえで、重要な4つのポイントを紹介していきたいと思います。
ペニスの刺激耐性をつける
1つ目の重要なポイントは、ペニスを刺激に対して慣れさせて刺激耐性をつけることです。
ペニスの性感帯でもある「裏スジ」「陰嚢(いんのう)」「亀頭(きとう)」の3つに刺激を与えて鍛えて下さい。
特に早漏改善に一番重要になってくるのが亀頭のトレーニングです。
ペニスの中でも一番の性感帯である亀頭を鍛えることは、早漏改善の重要なポイントになります。
興奮をコントロール出来るようになる
セックスを行う上で興奮するという事は必要不可欠な要素であると言えます。
しかし過度の興奮は早漏になってしまう原因です。
そんな興奮を抑え、精神状態をコントロールすることが出来れば射精をコントロールすることが出来るようになります。
射精をコントロールする筋肉を鍛える
骨盤底筋群の中にある「PC筋」「BC筋」と言ったペニスに関係のある筋肉を鍛えることで射精をコントロールする事が出来るようになり、早漏を改善することが出来ます。
特にPC筋のトレーニングは簡単に行えるうえに、効果は折り紙つきなので是非取り組んでみて下さい。
精力(活力)を増加させる
精力を増加させることも大切になります。
精力を増加させることで勃起力を高める事が出来ます。
男性なら知っていると思いますが、最大限まで勃起したペニスは感度が鈍くなります。
また、加齢によって引き起こされる衰弱性早漏は男性ホルモンが低下する事が関係していると言われています。
なので精力を増加させることで改善していく場合もあります。
早漏を改善させるトレーニング方法
早漏は地道なトレーニングを続ける事で改善することが出来る場合もあります。
ここでは自宅で簡単に始める事が出来る、早漏のトレーニング方法について紹介していきたいと思います。
スクイーズ法
スクイーズ法とはマスターベーションを行いながら取り組むトレーニング方法です。
まずはマスターベーションを行い、射精しそうになったら手を止め、亀頭のカリ首のあたりを親指と人差し指の二本の指でギュッと締めつけて射精を抑えます。
この動作を一回のマスターベーションで繰り返す、これがスクイーズ法のトレーニングになります。
慣れてくれば射精のタイミングも分かってくるので射精感をコントロールすることも出来るようになってきます。
セマンズ法
このトレーニングはパートナーと一緒に2人で取り組むトレーニングになります。
まずはパートナーの膣内に挿入、または口や手で刺激してもらい、射精しそうになったら動きを止めます。
そして射精感がおさまったらまたプレイを再開するというトレーニング方法です。
この動きを4~5回繰り返してトレーニングしていきます。
こうやってトレーニングする事で射精を我慢するという事に慣れていきましょう。
亀頭オナニー
この亀頭オナニーとは、包茎・仮性包茎の人の為の早漏改善トレーニング方法です。
包茎・仮性包茎の人はオナニーを行う時に、どうしても皮オナニーになってしまいがちです。
このようなオナニーのやり方では亀頭が刺激されにくい為、肉体的に早漏になりやすくなってしまいます。
なので亀頭オナニーとは、ローションなどを使い亀頭を直接刺激し、亀頭を刺激から慣れさせる事で早漏改善効果があるとされています。
朝立ちオナニー
朝立ちの状態でオナニーをする事が早漏の改善に効果があると言われています。
では何故朝立ちオナニーが早漏改善に効果があるのかと言うと、一般的に通常な勃起は性的興奮によって引き起こされます。
それとは違い朝立ちは生理現象による勃起であり、性的興奮がないので射精しづらい状態であると言うことが出来ると思います。
つまりこのような状態は射精感を掴むトレーニングをするうえで、非常に良い状態であり早漏改善に効果があるとされています。
PC筋のトレーニング
骨盤底筋群にあり「PC筋」というペニスの根元部分にある筋肉を鍛えることでも早漏を改善する効果があります。
このPC筋は男女共に存在する筋肉で、性器から肛門にかけて広がっており、排尿に関係している筋肉でもあります。
特に男性の場合はペニスの能力にも直接的に大きく関係している筋肉だとされています。
■PC筋のトレーニングで期待できる効果
- 勃起力のアップ
- 勃起維持力のアップ
- 持続力のアップ
- 射精力のアップ
- 性感度のアップ
- 早漏改善
- 排尿トラブルの改善
これらを見てもわかるように、男性にとってPC筋は鍛えておいて絶対に損のない筋肉だと言えるのではないでしょうか?
誰にでも簡単にお金をかけずにすぐに取り組む事が出来るトレーニング方法を紹介しますので、是非参考にしてみて下さい。
肛門引き締めトレーニング
肛門を引き締める事で骨盤底筋群に刺激を与える事ができます。
誰もが排泄を我慢する時に、肛門を引き締めた経験があると思います。
その感覚でトレーニングを行えば大丈夫です。
やり方としては、肛門を引き締めた状態を10秒間キープ。
その後ゆっくりと緩めていき10秒間。
この動作を1回として20回を1セットとします。
続けていく事が大切ですので、あくまでも無理がないように取り組んで下さい。
最終的には1日3セット。
朝昼晩に隙間時間を見つけて取り組んでみて下さい。
ペニスのピクピクトレーニング
ペニスが勃起している時に根元の方に力を入れると、ペニスをピクピクと動かす事ができますよね。
この動きを繰り返し行うことでも骨盤底筋群を鍛えることが出来ます。
このトレーニングは勃起した状態ではなく、通常時にも行えます。
おしっこを我慢するような感覚で行います。
このトレーニングには回数の決まりはありませんので、隙間時間に取り組んでみて下さい。