誰にも相談できない!体臭の原因や対策、加齢臭を抑える方法は?
運動中や仕事中などにたくさん汗をかいた後、自分の体臭が気になるという人は多いのではないでしょうか?
特に日本人は臭いに敏感だと言われており、体臭を気にしている傾向があります。
体臭を良いものだと思っている人はいないと思います。
なのでそんな多くの人の悩みとなる「体臭」について解説していきたいと思います。
体臭の原因についてまで詳しく知っている人は少ないと思います。
また、間違った対策方法をとってしまうとかえって体臭を強くしてしまう可能性もあります。
正しい対策方法を含めて体臭について詳しく解説していくので、あなたが体臭に悩みを抱えているのであれば是非参考にしてみて下さい。
Contents
体臭・加齢臭のセルフチェック
どのような人が体臭が強くなってしまうのでしょうか?
また、自身の体臭に気がついていない人もいるかもしれません。
体臭が気になっている人も、そうではない人でも、まずはセルフチェックを行ってみましょう。
□肉類中心の食生活
□甘いものやスナック菓子をよく食べる
□外食、コンビニ弁当が多い
□野菜が嫌い
□毎日お酒を飲んでいる
□タバコを吸う
□運動不足
□睡眠不足
□ストレスが多い
□汗っかき
□入浴せず、シャワーですます
□枕が臭い
□40歳以上
あなたはいくつチェックが付きましたか?
チェックが多いほど体臭が強い可能性が高くなります。
体臭と加齢臭の違いとは?
まずは自分の体臭についてしっかり理解することが大切です。
どうして体臭や加齢臭が強くなってしまうのか詳しく見ていきたいと思います。
体臭の原因は?
では体臭は何が原因で強くなってしまうのでしょうか。
体臭のメカニズムについて解説していきたいと思います。
運動を行う時や、気温が高くなる夏などの季節になると私たちは、大量の汗をかきます。
汗をかくことで気化熱によって皮膚の表面温度を下げ、体温の上昇を下げる効果があるのですが、このとき汗は「エクリン腺」という汗腺から排出されています。
このエクリン腺から分泌される汗自体は、ほとんどが水分からできているので、サラサラとしていて汗自体が臭うという事はありません。
また、私たちは緊張した時や焦った時などにも冷や汗をかきます。
この様な汗は「アポクリン腺」という汗腺から分泌されています。
アポクリン腺は主に、脇の下や陰部周辺にありアポクリン腺から分泌される汗には、タンパク質や脂質を含んでいるのでエクリン腺の汗よりは臭い成分が多くなります。
とはいえ、アポクリン腺の汗も汗をかいた直後は特に臭うという訳ではありません。
しかし「エクリン腺」「アポクリン腺」のどちらの汗も、汗をかいてそのままでいると皮膚にいる常在菌によって分解されて、やがては臭いの原因になるガスを発生させてしまいます。
つまり体臭は汗をかいてそのまま放置する事で、雑菌が増加し、体臭の元となるガスを発生させる事で起こります。
加齢臭の原因は?
加齢臭がどのようにして発生されているかは、1999年に資生堂の研究によって発見されました。
加齢臭の原因となるのは「ノネナール」という臭い成分です。
私たち人間の皮脂の中にある「9-ヘキサデセン酸」という成分が、過酸化脂質によって分解されると「ノネナール」という臭い成分が発生されてしまいます。
ちなみにこのノネナールという物質は、若い世代の体からはほとんど検出されないんです。
しかし40歳前後から酸化に対する抵抗力が低下してしまう為、脂肪酸と過酸化脂質の分泌量が急激に増加してしまいます。
その結果、臭い成分であるノネナールが40歳ごろから急増してしまい加齢臭か発生します。
体臭と加齢臭はどう違うの?
一言で体臭といっても臭いにはさまざまなタイプがあります。
身体から発される臭いは全て体臭と呼ばれ、臭いが強いか弱いかがあるものの、誰にでも体臭はあります。
体臭にはそれぞれのタイプがあり、酸っぱい匂いや納豆の様な匂い、生臭い匂いや腐敗臭などさまざまな臭いがあります。
この様に体臭にはさまざまなタイプがありますが、基本的には清潔にする事で体臭は抑える事が出来ます。
また、汗をかいた時に身体を綺麗に拭くことやシャワーを浴びることで体臭はかなり抑える事が出来ます。
一方、加齢臭は強敵です。
加齢臭はロウソクやブルーチーズ、または古い油のような臭いがすると言われています。
加齢臭とはこの様な臭いを、耳の裏や首すじから発生させてしまいます。
朝起きた時に枕が臭ったり、枕が黄ばんでしまうのは加齢臭が原因になります。
加齢臭を抑えるためには身体を清潔に保つ事が大切ですが、体臭と違いシャワーを浴びる程度では臭いを抑えることは出来ません。
お風呂に入るときはしっかりと身体を洗い、湯船にしっかり浸かるようにして下さい。
体臭・加齢臭を抑える入浴方法
体臭や加齢臭のような臭いを抑えるためには、身体を清潔に保つ事が大切になります。
なのでシャワーを浴びたり入浴する事は臭いを抑える効果的な方法になります。
しかし、洗い方を間違えてしまうと逆に臭いを強くさせてしまう場合もあります。
臭いを抑える正しい入浴方法について紹介したいと思いますので、参考にして下さい。
湯船にしっかり浸かる
特に夏のように暑くなると、湯船に浸からずシャワーだけで済ましてしまいがちです。
シャワーだけでもある程度の臭いは抑えることが出来ますが、しっかり湯船に浸かった方が消臭効果は高くなります。
その理由としては、湯船に浸かることで体温も上昇し、血行も良くなるので新陳代謝も活発になり体内の老廃物が排出され易くなります。
また、入浴する事で体内に溜まった疲労物質である乳酸も体外に排出されます。
乳酸が少なくなると一緒に作られるアンモニアも減少するので、体臭も抑えることが出来ます。
なので暑い夏でもなるべく湯船にしっかり浸かるようにして下さい。
身体は優しく洗う
体臭を気にするあまり、汚れをしっかり落とそうとして身体をタオルでゴシゴシ洗ってしまいがちです。
しかしこれは間違いで、かえって逆効果になってしまいます。
身体を強くゴシゴシ洗ってしまうと、臭いの発生を抑えてくれる肌の善玉菌である「表皮ブドウ球菌」までも落としてしまいます。
肌の善玉菌である表皮ブドウ球菌が減ってしまうと、体臭の元となる臭い物質を作る雑菌が増加してしまうので、体臭が強くなってしまいます。
また、肌を洗い過ぎてしまうと皮脂を落とし過ぎてしまいます。
皮脂には肌を乾燥や細菌から守るという役割があるので、根こそぎ落とせばいいという訳ではありません。
皮脂を落とし過ぎてしまうと、肌の防衛本能からかえって過剰に皮脂が分泌されてしまいます。
皮脂は臭いの原因にもなるので、過剰に分泌されてしまうと体臭が強くなってしまいます。
肌の汚れを落とすにはタオルなどを使わず、手洗いでも構いません。
身体は泡で優しく洗うようにして下さい。
最後に身体を優しく洗った後は、しっかり洗い流すようにして下さい。
石鹸やボディーソープの成分が肌に残っていると、それを餌として雑菌が繁殖してしまいます。
なので身体を洗った後は、洗浄成分が残らないようにしっかり洗い流すようにして下さい。
体臭改善に効果のある食べ物
体臭改善に効果のある食べ物とは、抗酸化作用のある食べ物になります。
抗酸化作用とは、酸化を防止してくれる効果があるもので、活性酸素を排除してくれます。
そもそも私たちの身体から分泌される汗や皮脂は臭いません。
それらが酸化されてしまい雑菌が繁殖する事で体臭の原因になってしまいます。
つまりはその酸化を防止すれば体臭を抑えることが出来るということで、酸化をさせてしまう活性酸素を減らす食べ物が体臭改善に効果がある食べ物になります。
抗酸化作用のある食べ物は「ビタミンC」「ベータカロチン」などを豊富に含んだ食べ物です。
これらの栄養素を多く含む食材は「野菜」や「果物」になります。
また、ビタミンEを豊富に含むナッツ類なども良いと言われています。
野菜や果物を積極的に摂取することで、便秘にもならないので老廃物もスムーズに排出でき、腸内環境も良好に保つ事ができます。
その結果、体臭の原因の元となる皮脂の分泌を抑える事が出来ます。